そもそもオンラインカジノはいつから誕生し、どうやって現在のライセンス制度などが誕生してきたのでしょうか？
今回はオンラインカジノのはじまりから歴史を紐解き、オンラインカジノの過去とこれからの未来を考えていきます。
オンラインカジノのはじまり
オンラインカジノのはじまりとして、まず、オンラインカジノのライセンス制度のはじまりを紐解いていきます。
ライセンス制度の始まり
1994年に大西洋とカリブ海が交わる地点にあるイギリス連邦加盟国の独立連邦国「アンティグア・バーブーダ」という小さな島国からはじまります。
このアンティグア・バーブーダで世界で初めてオンラインカジノの運営ライセンスを発行する法律が可決されたことからはじまります。
今では以下のような、オンラインカジノのライセンス国がありますが、アンティグア・バーブーダが世界初の運営ライセンス発行国となります。
- アンティグア・バーブーダ
- イギリス（UK）
- ジブラルタル
- 英領マン島
- マルタ島
- オルダニー
- キュラソー（オランダ領）
- オーストラリア
- カナダカナワキ領土
- フィリピンカガヤン
今現在でもアンティグア・バーブーダのライセンスは信頼性の高いライセンス国として人気でもあります。
ソフトウェアのはじまり
次にカジノゲームをインターネットを介してプレイするとう技術的な部分のゲームソフト開発としてのはじまりをみていきます。
オンラインカジノのソフトウェアを世界で初めて開発した会社が「マイクロゲーミング社」といわれています。
このマイクロゲーミング社はオンラインカジノ運営ライセンスの法律が可決される前からオンラインカジノのソフトウェア開発に取り組んだといわれていますが、会社の設立は1994年となっていて、それがオンラインカジノのソフトウェアのはじまりといわれています。
マイクロゲーミング社は現在ではゲームソフト業界の最大手として君臨しており、採用しているオンラインカジノも多くランドカジノでも採用されています。
また、オンラインカジノでのインターネット上で安全にお金の決済をするためのソフトウェアを開発した会社がクリプトロジック社です。
クリプトロジック社は1996年に設立され、そこから本格的なオンラインカジノの運営が始まったといわれています。
オンラインカジノサイトのはじまり
世界初のオンラインカジノサイトは「インターカジノ」です。
インターカジノは、オンライン決済ソフトを開発したクリプトロジック社の子会社であるウェイジャーロジック社によって、1996年に立ち上げられた世界初のオンラインカジノサイトになります。
オンラインカジノの発展の歴史
オンラインカジノはオンラインカジノサイトだけでなく、ギャンブルといての公平性や安全性を維持するためのライセンス制度やソフトウェア開発といったことを積みかさねての現在があります。
そんなオンラインカジノの歴史の中で大きな発展の意味合いがあったものを時系列に見ていきましょう。
1994年にアンティグア・バーブーダでライセンスの法律が可決され、ゲーミングソフトウェア企業のマイクロゲーミング社が設立されました。
1996年にはオンラインの決済ソフトウェア会社のクリプトロジック社が設立され本格的にオンラインカジノがスタートします。
そして、同1996年にインターカジノが世界初のオンラインカジノとして誕生します。
1998年には高額賞金が配当として当たるジャックポットが採用されたスロットゲームがリリースされたり、1999年にはマルチプレイヤーテーブルも誕生し、2000年にはライブディーラーのゲームも誕生しています。
2000年代前半には日本への市場開拓のために日本語対応のオンラインカジノが出始めており、2010年前後にはほとんどのオンラインカジノが日本語対応になっていきました。
2012年3月には1億3000万円の税金問題としてオンラインカジノで高額ジャックポットを日本人が獲得していたことが雑誌に掲載され、オンラインカジノの存在が世間に認知され、さらに日本人ユーザーがオンラインカジノに流入します。
現在ではスマホやタブレットで気軽に遊べることや、日本人向けにしっかり対応されたサポートなども充実していることから日本人ユーザーは50万人に及ぶといわれています。
まとめ
オンラインカジノの歴史はインターネットの普及と同時にまだまだ始まったばかりといえる反面、進化のスピードは今後もますます目が離せないものになるでしょう。
現在でのオンラインカジノは2兆円市場といわれていて、世界でのユーザー数は4000万人といわれています。
まだまだ成長市場だといわれているオンラインカジノ市場は、海外ではオンラインカジノ企業が上場をしていたりするほど社会的にも認められている業界でもあります。
日本では法整備がまだまだ追いついていない現状もありますが、海外の資金が欲しい日本にとってもオンラインカジノという市場は狙い目の市場だとは思われ、日本でも今後、市場が拡大していくのではないかと予想されます。
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